SUVの中でもかなりの人気を誇るトヨタのハリアー、購入を検討されているならカタログ燃費と実燃費の違いについて確認しておきたいところ。

今回はハリアーの燃費について実際はどうなのか、また燃費向上のためのアイデアについてご紹介します。

ハリアーの燃費と実燃費はどれくらい?

引用:https://www.carsensor.net/contents/market/category_1491/_62048.html

ラグジュアリーなミドルサイズSUVとして人気の高いハリアーは、その燃費性能も高く評価されています。

実際に購入を検討している人にとっては燃費性能もさることながら実燃費も気になる部分でしょう。

ここでは新型ハリアーのハイブリッド車、ガソリン車それぞれの燃費と実燃費について見ていきます。

新型ハリアーの燃費性能は、ハイブリッド車のJC08モードでリッター21.4㎞、ガソリン車のJC08モードでリッター14.8㎞から16㎞と、ミドルサイズのSUVとしては非常に優秀な数字を出しています。

トヨタが蓄積してきた技術が存分に発揮された結果だということができるでしょう。

引用:https://response.jp/article/2017/08/02/298176.html

数字上の燃費性能だけでなく、実燃費の面でもユーザーの満足度が高いのが新型ハリアーの特徴です。

オーナーによって利用目的や走行距離、主に街中を走るのか高速走行がメインなのかという違いもあるため実燃費は断言することは難しいですが、オーナーの口コミなどによるとハイブリッド車の場合はリッター16㎞から18㎞、ガソリン車の場合はリッター10㎞から12㎞程度になると思われます。

高速走行メインであればガソリン車でもリッター13㎞程の実燃費になるという声もあるなど、このクラスの車としてはやはり優秀な数字を叩き出しています。

高級感を求める人向けのデザインや内装、乗り心地などにこだわりつつSUVのストロングポイントも両立させ、多くの人気を集めているハリアーですが、その高い人気を支える理由の一つが、この燃費性能の良さや、それを証明する実燃費の良さがあることが伺えます。

SUVというと燃費があまり良くないアウトドア向けの車というようなイメージがどうしても付きまとってしまいますが、そうした既成概念を打破して高級感があり、燃費性能に優れたSUVという新しいスタイルを打ち出したことが、多くのユーザーの琴線に触れ、発売から幾度のモデルチェンジを経ても高い人気を維持している秘訣でしょう。

ハリアーのカタログ燃費と実際

引用:https://clicccar.com/2018/02/20/560898/

トヨタのハリアーは、ガソリンエンジン車とハイブリッド車で展開しているブランドです。

ガソリンエンジン車のハリアーは、カタログ燃費がJC08モードでも1Lで13km程度と低めです。

ただ、実燃費は9kmから11kmあたりですから、カタログ上と実際の差はそれほど開いていないといえるでしょう。

極端な差がない分、ハリアーのカタログ燃費は実態に近いと考えることができます。

2013年に発売したFF駆動でCVTレギュラーのハリアーは、JC08モードで16km、実燃費は11km台後半を記録しています。

現行車と比べると差は開き気味ですが、それでも性能的にはまずまずといったところです。

2006年以前のハリアーだと、カタログ上でも10kmを切っていたので、その時代からすると大幅な進化です。

勿論、ライバル車と比べれば燃費は低めですが、評価が着実に変わって、イメージも変化したのは確かです。

引用:https://motorz-garage.com/topic/detail/3481

元々燃費が優れている車ではないので、ハリアーを選ぶ層は他の部分に魅力を感じて選択しますが、やはり効率が低くランニングコストが高まるのは痛いものです。

そういった声に応えて登場したのが、ハイブリッドタイプのハリアーです。

ハイブリッドタイプは2005年の初登場で、2014年にモデルチェンジを果たしています。

初代は17.8kmのカタログ燃費で、実際は11km程度と現行のガソリンエンジン車に近い性能です。

進化を遂げた2014年モデルは、JC08モードで21.4kmから21.8kmの性能を誇り、実際には14km半ばを達成しています。

大幅な性能アップとはいきませんが、1Lで14kmという数字は、並のガソリンエンジン車では出すことが難しい数値です。

ハリアーの短所が克服され、より実用性が増したともいえますから、ハイブリッドタイプの進化には期待が掛かります。

燃費が良くないといわれていたのも今は昔で、実際はかなり財布に優しく、環境にも優しい性能を実現しつつあります。

ハリアーの燃費は予想以上に悪いのかを確認

引用:https://kakakumag.com/car/?id=10781

ハリアーは初代から口コミなどでも燃費の悪さを指摘する声も豊富で、ガソリン価格が高騰している中ではそれが大きな課題として扱われていました。

近年はハイブリッド型のハリアーも登場していることで、年々、燃費性能も良くなっている点も見られます。

カタログ燃費によれば、ガソリン車がリッター当たり16.0km、ハイブリッド車がリッター当たり21.4kmとなっています。

初代よりも断然、向上した感を確認することも可能ですが、実際はどうなるのかを知りたい点も存在します。

カタログに掲載する数値はJC08モードになり、メーカーにとっても有利な計測方法で導き出した数値になります。

つまり実際に走行した場合には、リッター当たりでそんなに走行距離が出ないのは言うまでもありません。

ハリアーの実燃費についてはガソリン車がリッター当たり10.8kmで、ハイブリッド車がリッター当たり13.2kmとなるのが、現実になります。

あくまでも平均の数値であり、運転の仕方やエアコンの使用、道路の状況、積み込んでいる荷物の重さなどでも大きく左右します。

引用:https://toyota.jp/harrier/performance/

もっとも燃費達成率を併せてみることが必要で、ハリアーのガソリン車が67.3%、ハイブリッド車が61.6%の率になっていることで、かなり水を空けた数値になっております。

しかも全車種の平均が73.1%を実現しているため、その数値を見ると確実的に悪いのが理解できます。

それでもハイブリッド車は他の車種でも達成率が悪い中でも、これでも健闘している方かもしれません。

もっとも本格的なハリアーの燃費を確認する上では、エアコンの使用でも大きく左右されることを知るべきです。

例えば春や秋はエアコンを使用せずにも快適に過ごすことができる点もあるため、当然、リッター当たりの走行距離も長くなります。

逆に冬や夏のシーズンではエアコンを使い、特に夏はフル稼働することも多いため、その分だけリッター当たりの走行距離も短いです。

なおハリアーは他社の競合車の中でも実燃費面においては、一番悪いSUVと意識しておいた方が無難となります。

ハリアーの燃費を向上させるには運転方法やメンテナンスも大切です

引用:https://www.tokyo-toyopet.co.jp/car/new/harrier/special-1

新型ハリアーには便利な機能が備わっていて、燃費計というものがデジタル表示されています。

古い車種の場合、燃費を知るにはいわゆる満タン法という内容があり、満タンにした状態から次のガソリン給油までの走行距離で割るという方法です。

最初に給油した量を覚えておくことが前提で、基礎的な計測方法として利用されてきました。

しかし、ハリアーには燃費計が備わっているので、このような面倒な計算は必要がありません。

ハリアーを所有しているオーナーの中には燃費向上を期待して運転をしていることも少なからず想定できます。

ガソリン代が高騰している状態でもあるので、この数字を重視していることも今では珍しいことではありません。

燃費の向上については運転方法を変えることも効果的です。

ハリアーはハイパワーな車種でもあるので、停止状態から走行させる際にはアクセルを無駄に踏む込む必要がありません。

できるだけエンジン回転数を一定に保つことで向上させることができるので、市街地走行でも無駄な加速やブレーキの多用を減らす運転を心掛けることが第一歩です。

季節によっても違いはあります。

冬期間に入ると、エンジンが温まるまで回転数が高くなります。

引用:http://kakaku.com/kuruma/used/maker/%83g%83%88%83%5E/%83n%83%8A%83A%81%5B%83n%83C%83u%83%8A%83b%83h/

住んでいる地域によってはいわゆる暖機運転をしているオーナーもいますが、古い時代の自動車ではないので、暖機運転を少ない時間にすることも肝心です。

メンテナンスも欠かせない内容があります。

エンジンオイルを適切に交換することが基本になり、5,000キロ毎に洗浄剤を給油の際に入れてみる方法も効果があります。

タイヤの空気圧のメンテナンスもかなり重要です。

指定されている空気圧よりも低くなってしまうと、かなり燃費が落ちてしまうことになるので、走行距離に応じて小まめに点検をすることも忘れてはなりません。

真夏の猛暑日以外ではエアコンの作動についても見直すことも効果があります。

エアコンを使い過ぎると燃費が悪くなるので、低燃費を目指しているならば、普通の冷風、温風だけで過ごすことも一つの提案です。


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この記事を書いた人

マーサ
神奈川県出身・定年を過ぎ時間をもて余しています。たまのドライブには湘南・鎌倉・箱根エリアを乗りまわしています。