2017年7月にマイナーチェンジした新型エスクァイアは、高級感のあるトヨタのミドルクラスミニバンとして定着しております。
その圧倒的存在感のフロントグリルをはじめ、高級志向の外観に合わせて、室内も高級感ある仕様になっているのでしょうか?
また、高級感だけでなく実用性はどれくらい高いのでしょうか?
室内の広さや、グレードによって異なるシートカラーなども合せてご紹介いたします。
※本記事にて使用している画像はトヨタ公式ページより引用しております。
引用:https://toyota.jp/
Contents
【トヨタ・エスクァイア】内装、カラーをグレード別に紹介
まずは、内装、内装カラーを見ていきます。
ダッシュボードとインパネ、車内のシートカラーと素材について。
内装色:バーガンディ&ブラック
シート表皮:ブランノーブ®+合成皮革
写真はハイブリッドGi Premium Package
最初は、これぞエスクァイアの高級感と言える、ブランノーブ®を採用したバーガンディ&ブラックのエスクァイアオリジナルカラー。
ハイブリッドGi Premium Packageと、ガソリンGi Premium Packageにだけ標準装備される特別仕様の内装カラーです。
特に、インパネ周りはこのグレードのみ採用されているブラウンカーボン調の装飾がステアリング上部とシフトの部周りに加えられております。
また、ドアトリムにもインパネと同様にブラウンカーボン調の装飾がされております。
シートに採用されているブランノーブ®は、エスティマなどにも採用されている、スウェードを超えた最高級なクオリティのヌバック調表皮です。
手が触れやすい座面と背面に施されております。
続いて
内装色:バーガンディ&ブラック
シート表皮:合成皮革
写真はハイブリッドGi
このカラーは、ハイブリッドGiとガソリンGiのメーカーオプションとなっております。
落ち着いたバーガンディが高級感を際立てております。
また、シートについては昇温降温抑制機能という、蒸れや冷えなどの不快状態を抑制する性能がある合成皮革を採用しております。
インパネ周りについては、ステアリング上部とシフトノブ周りは黒木目調加飾付+シルバー塗装となっており、ドアトリムと助手席側のパネル周りは、シートと同カラーであるバーガンディに揃えております。
続いて3つ目
内装色:ブラック
シート表皮:合成皮革
写真はハイブリッドGi
このカラーはハイブリッドGiとガソリンGiの標準カラーとなります。こちらのシートも先ほど出ました、昇温降温抑制機能がついております。夏でも冬でも快適に座れる仕様は素敵です。
インパネ周りについては、ステアリング上部とシフトノブ周りは黒木目調加飾付+シルバー塗装です。
最後に
内装色:ブラック
シート表皮:ファブリック
写真はハイブリッドXi
このカラーはハイブリッドXiとガソリンXiのグレードに標準されております。グレードが低いからあまりよくないのでは・・・。
と考えてしまいがちですが、シート表皮のファブリック素材は通気性が良く、季節問わずに快適な状態を保てる素材です。
また、合皮ではないもののシンプルにブラック一色にまとまって、シックな内装カラーとなっております。
インパネについても、シックなブラックカラーでまとまり、飽きが来ない仕様になっております。
グレード別に内装やカラーを見ていきましたが、どれも高級感が出ていると感じます。個人的に気に入っている部分としては、ステアリング上部です。非常にさわり心地が良く、ハンドルを握る際についつい無駄にスリスリしております。
【トヨタ・エスクァイア】内寸は?広い?狭い?
エスクァイアの室内は実際に広いのでしょうか?内寸や実際には広いのか、狭いのかを見ていきたいと思います。
まず、室内長:2,930mm、室内幅:1,540mm、室内高:1,400mmが、エスクァイアの車内サイズになっております。
では、近いクラスのミニバンのサイズもまとめてみたので、比較してみます。
メーカー・車種 室内長×室内幅×室内高(mm)
三菱・デリカD:5・・・・・2,915×1,505×1,310
トヨタ・ヴォクシー・・・・2,930×1,540×1,400
トヨタ・ノア・・・・・・・2,930×1,540×1,400
トヨタ・エスクァイア・・・2,930×1,540×1,400
ホンダ・オデッセイ・・・・2,935×1,560×1,325
トヨタ・エスティマ・・・・3,010×1,580×1,255
日産・エルグランド・・・・3,025×1,580×1,285
トヨタ・ヴェルファイア・・3,210×1,590×1,400
トヨタ・アルファード・・・3,210×1,590×1,400
ホンダ・ステップワゴン・・3,220×1,500×1,405
日産・セレナ・・・・・・・3,240×1,545×1,400
スズキ・ランディ・・・・・3,240×1,545×1,400
上記は室内長順に並べておりますが、注目すべきところとしては、室内長がそこまで長くない中、ヴォクシー・ノア・エスクァイアの3兄弟は室内高が1,400mmと比較的高い点です。
5ナンバーサイズのミニバンで室内高が1,400mmとなれば、快適性があがります。
特に、子どもを乗せることの多いミニバンにとって、室内高が高いことはかなりのメリットになるのではないかと考えます。
実際、1,400mmあれば、未就学児から小学校低学年くらいであれば十分に車内で立つことが可能です。
室内長に関しては、7人乗りはセカンドシートにキャプテンシートを採用しており、独立して動かせます。その為、シートアレンジが豊富で車内空間を目的に合せて広々使用することが可能となっております。
特に、セカンドシートの超ロングスライド(810mm移動)は、2列目に座った方にリムジンのようにくつろげる高級感を味わってもらえます。
また、8人乗りのベンチシートの場合は、逆に580mmのロングスライドが可能な6:4分割チップアップシートを採用しており、セカンドシートを運転席側へ移動しシートをあげることで、荷室を拡大することができます。
荷室が580mm広がることで、最大で1700mm弱までに広がります。大きな荷物であっても余裕を持って積み込むことが可能です。
比較的高い、室内高とアレンジ豊富なシートによって、車内空間に対しては内寸以上の広さを感じることができると思います。
【トヨタ・エスクァイア】後部座席と荷室の実用性は?
快適な広々空間が作れると言うことは、車内での仮眠や車中泊もより快適に行なえると考えます。
特に、シートアレンジのよって段差のないフラットな状態が作れるのであれば、室内の利用の幅が広がります。
さらに、オプション品のジョイントクッションがあれば、低反発ウレタンがシートの凸凹をさらにフラットにした状態を作り出し、快適な車中泊が実現します。
ジョイントクッション
荷室については、サードシートを使用している状態だと奥行きが315mmと若干狭い感じは受けるものの、1,400mmの室内高がある為、かなりの荷物を積む事が可能です。
通常の荷室容量は388Lですが、サードシートを格納すれば、1,269Lと大容量に拡張できます。大きな荷物を積み込むことも容易にできます。
また、荷室下部には床下収納があり、ガソリン車についてはスーツケースも余裕で入ります。ただ、ハイブリッド車はモーターの関係で、ガソリン車134Lに対して111Lと若干狭くなっております。
上記のように、エスクァイアは後部座席と荷室をうまく活用すれば、車中泊も難なく行なえる室内の広さを持っております。
多彩なシートアレンジによってフルフラットになった広々空間でくつろぐことや、大きな荷物や大量の荷物を運ぶ際に活躍すること間違いないです。
エスクァイアのご購入を検討している方のお役に立てれば幸いです。
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