本格的オフローダーとして愛されるジムニー。ひとえにジムニーと言えどメーカーからは複数のグレードがラインナップされている。

個々のグレードによる価格・装備の違いなどについては、詳細な検索が必要になり深く知っている人はいないだろう。

そこで、メーカーのホームページやユーザーのレビューからそれぞれの違いについてまとめた。購入時の助けになれば幸いである。

ジムニーの価格について

ジムニーの価格表

ジムニーの価格表は、以下のようになる。一般的な軽自動車に比べて、価格設定が少し高いように思えるが、ジムニーの全てのグレードは4WD設定である点を考慮すれば妥当な金額である(通常、軽自動車のカタログに記載されている金額は2WD)

XG/4WD/5MT:1,458,000円
XG/4WD/4AT:1,555,200円

XL/4WD/5MT:1,582,200円
XL/4WD/4AT:1,679,400円

XC/4WD/5MT:1,744,200円
XC/4WD/4AT:1,841,400円

・XG
もっとも安い価格設定であり、最低限の装備を搭載したベースグレード。先代のジムニーから引き継いだグレードであり、他のグレードにはあるがXGにはない装備がある。

こんな人におすすめ!
カスタムベースとして購入したい人や、オフロードを走行するので華美な装備が必要なく、ジムニーそのものの走行性能を低価格で楽しみたい人におすすめである。

・XL
中間グレード。先代のジムニーには無いグレードである。プライバシーガラスなどの装備が搭載されている。

こんな人におすすめ!
先進安全装備はいらないけど、車内空間の快適な車に乗りたい人におすすめである。安全装備は無いものも、一般的な軽自動車の価格と同等。

・XC
もっとも高い価格設定である最高級グレード。先代のジムニーにも存在するグレードであり、先進の安全装備が搭載されている。

こんな人におすすめ!
タウンユースからオフロード走行まで、十分に対応できる装備が搭載されている為、日常の足としても、山に遊びに行く人にもおすすめである。

ジムニーの価格をライバル車種と比較

ライバル車種との比較

軽自動車唯一の本格オフロード仕様の自動車として販売されているジムニーですが、他の車種との金額の違いや性能の違いはどのようなものなのか下記にまとめる。

ハスラー(Jターボ、4WD、CVT)
1,705,320 円

ジムニー(XC、4WD、4AT)
1,841,400 円
※同等の装備のグレードで比較

ハスラーと比較して、ジムニーがわずかに高い金額となる。
ハスラー→ワゴンRベース
ジムニー→独自のフレーム
であることから、設計段階での金額の差が生じていると考えられる。

悪路走行性能は、ジムニーの方に軍配が上がる。
ハスラーの開発コンセプトは、“アクティブなライフスタイルに合う軽クロスオーバー”である。

アプローチアングルやデパーチャーアングルは、バンパー形状等の変更を施してワゴンRよりもオフロードテイストの味付けとなっているが、根本的にオフロードの血を受け継いで生まれたものとの差は歴然である。

街乗りをメインにして、アウトドアを楽しみたい人
→ハスラー

オフロード走行を楽しみつつ、街乗りにも使いたい
→ジムニー

というように、購入者のニーズに合わせて購入すると良い。

キャストアクティバ(Gターボ、4WD、CVT)
1,711,800 円

ジムニー(XC、4WD、4AT)
1,841,400 円
※同等の装備のグレードで比較

ハスラーの比較と同様に、ジムニーの方が少し高い結果となった。ダイハツのキャストは多くのニーズに応えるべくSTYLE、ACTIVA、SPORTと三種類の趣向の違う車両設定を行なっている。

STYLE
バンパーにメッキパーツを取り付けるなど、街中に自然に溶け込むような上質なデザインを施してある。

ACTIVA
フェンダー部に、オフロードらしい装飾を施すなどアウトドアにうってつけのデザイン。

SPORT
専用のサスペンションやホイールを装着するなど、スポーティーなドライビングフィールを実現。

以上の3車種のうちの一台がアクティバである。ヒルクライムアシストを搭載するなど、悪路走行性能に長けた装備を有する。

価格はジムニーの方が高価である。

ジムニーは高い?

ジムニーは、他車種と比較して10万円ほど高い価格設定となる。安全装備や車内の装備は、他の車種と比較しても劣る事はない。予算に合わせてグレードを選ぶと良い。

高価な値段の原因としては
・専用のフレーム設計
ハスラー、キャストなどの場合は、フレーム自体は他の車種に流用可能である為、開発コストなどを低く抑えることが出来る。

・悪路走行性能の向上
ジムニーには、ヘッドランプウォッシャーなどの装備が付いておりいかなる状況でも走行できるような仕様となっている。

また、サスペンションなども他車種と異なるメカニズムを取り入れている為高価になる。など、本格的にオフロード走行する人でも満足な性能が備わっている。

価格の違いはあれど走行性能はお墨付きである為ジムニーの購入をお勧めする。

ジムニーのグレードごとの装備の違い

グレードによる装備の違い

・XG

マニュアル式のエアコン
ベースグレードであるXGのみ、オートエアコンではなくマニュアル式の自分でつまみを回して調整するタイプになる。

一体型のリアシート
その他のグレードでは、真ん中で分割できることで多彩なシートアレンジを楽しむことができる。

撥水しないシート
オフロード走行をするユーザーにとって、撥水しないシートかなりのマイナス評価である。

ラゲッジスペースのアンダーボックスが無いリアシートの後ろのラゲッジスペースに収納がない

・XL

各種警告灯
助手席、後席シートベルト警告灯
助手席、後席シートベルトリマインダー

フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ
雨の日や雪の日の視認性向上

ヒーテッドドアミラー
後方確認に必須のドアミラーの曇り防止

フルオートエアコン
温度設定をすると、フルオートで室温を調整

キープッシュスタートシステム
エンジンスタート、ドアのロック等をキーで管理

電動ドアミラー
ドアミラーをボタンで収納可能

シートヒーター
前席にシートヒーターを搭載。寒い日でも暖かい。

防汚ラゲッジフロア
プラスチック製の防汚性能の高いラゲッジスペース

ルームランプ(リア)
リアのラゲッジスペースを照らすルームランプ

防水ファブリックシート

防水性のあるシート。水を弾くことで飲みものの飲みこぼしを拭き取りやすくするなどの効果もある。

・XL

LEDヘッドランプ
明るく白い光が特徴

ヘッドランプウォッシャー
LEDヘッドランプは、熱が発生しないため雪などが付着しやすい。そこで、ヘッドランプウォッシャーを搭載することで綺麗に保つ。

クルーズコントロール
速度を設定すると自動で速度維持してくれるシステム。

本革巻きステアリングホイール

ステアリングオーディオスイッチ
ステアリングでオーディオ操作が可能。

その他
助手席バニティミラー、ブロンズメタリックエアコンサイドルーバーリング
サテンメッキ調エアコンセンタールーバー、メッキサイドドアハンドル
メッキパーキングブレーキボタン、LEDサイドターンランプ付ドアミラー

スズキセーフティサポート
運転する上で装着されていると安心な安全装備を集めたパッケージである。XCグレードでは、こちらが標準装備となる。詳細は以下にまとめる。

デュアルセンサーブレーキサポート/誤発進抑制装置/車線逸脱警報機能/ふらつき警報機能/先行車発進お知らせ装置/標識認識機能/ハイビームアシスト/オートライトシステム/ライト自動消灯システム

グレードの人気とおすすめは?

現在、最も人気なグレードは最上級モデルである、XCになります。新車価格は一番高いものになりますが、それ以上に購入時の満足感がある。

筆者がお勧めするのも同じく、XCです。

なぜなら
・豊富な安全装備
・インテリア、エクステリアの洗練さ
・豊富なカラー選択
以上の理由から、XCを強くお勧めする。

まとめ
ジムニーの豊富なグレードの中でもXCがお勧めである。一生のうちに、一度しかないこの型式のジムニーを買う機会なので装備にこだわって買うことを強くお勧めする。

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この記事を書いた人

いざ

美味しい食べ物、自然、最新技術。ちょっと相反するものですが、

便利さと、癒しのどちらも手にできる生活を目指しております。