引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html
今回はノートe-POWERのスポーツバージョンとして発売されている ノートe-POWER NISMOについて紹介していきたいと思います。
まずノートe-POWER NISMOのe-POWER とはどんな仕組みになっているのかと言うと、通常の車は、ガソリンエンジンで車を駆動しています。
ノートe-POWER NISMOのエンジンは発電用で、その発電した電気をモーターに送ってモーターの力だけで車を駆動させています。
その為、ガソリンエンジンと違って最初から最大出力を発揮するので加速性能は比べものにはならないくらい優秀です。
そして、電気自動車とは少し違っていて、電気自動車の場合は電気をバッテリーに充電するためバッテリーの消費が早く交換する回数が多いという弱点がありました。
e-POWERの場合は、発電用ガソリンエンジンがあるためバッテリーに負荷をかけることがなくなり、電気自動車のようにバッテリーの消耗を抑えることに成功しています。
そして1番の目玉とも言えるのが加速性能です。
ガソリンエンジンでは、アクセルを踏んでから加速するまでタイムラグがあります。
ノートe-POWER NISMOは、NISMO専用チューニングで、タイムラグを無くしアクセルを踏んですぐに加速をするので、1度体験するとクセになるくらいすごいです。
しかし、自分もそうでしたが、車を選ぶときに1つの車種だけで決めるのではなく、ライバルと言われている車種と比較をして良い方を選ぶと思います。
その為、今回はノートe-POWER NISMOのライバル車種と比較をしてみたいと思います。
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ノートe-POWER NISMOのライバル車種は
ノートe-POWER NISMOのようなコンパクトスポーツは他メーカーでも多く販売されていますが、その中でもライバル的存在なのが、スズキのスイフトスポーツとなっています。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/swiftsport/
スイフトスポーツは、2005年に発売が開始され2017年9月に発売されたスイフトスポーツは3代目となっています。
その3代目スイフトスポーツは、軽量化技術とともに走行性能を向上させた新型スイフトをベースに日常での使いやすさを確保しながら、より高性能なホットハッチバックへと進化させています。
スイフトスポーツは、ガソリンエンジン駆動で、パワフルな走行が可能で多くのユーザーからの支持が高いです。
電気駆動とガソリンエンジン駆動で別物と思う人も居ていると思いますが、両方ともホットハッチとして、レースなどにも使用され、多くの人から支持を受けているので、ライバルと言われるようになりました。
ガソリンエンジンと電気モーターで好みがはっきり分かれます。
「走りが楽しく感じるのはガソリンエンジン」と思う人や、「低燃費で力強い加速が良い」とユーザーの好みで違います。
確かにガソリンエンジンでは、エンジン音やパワフルな加速は電気モーター駆動なら体感することができませんし、電気モーターなら物足りなく感じてしまいます。
しかし、電気モーター駆動は、一定の出力やトルクをキープすることができるので、ガソリンエンジン駆動みたいに最大に足した時出力などが下がることはないので、スムーズな走行を維持できます。
ノートe-POWER NISMOとスイフトスポーツはエンジン性能以外に何が違うのかを紹介していきたいと思います。
ノートe-POWER NISMOライバル車とスペックを比較
まずノートe-POWER NISMOの車体スペックを紹介していきたいと思います。
- ボディタイプ:ハッチバック
- 全長×全幅×全高:4165×1695×1530mm
- ホイールベース:2600mm
- トレッド前/後:1470/1475mm
- 室内長×室内幅×室内高:2065×1390×1255mm
- 車両重量:1250kg
次はスイフトスポーツの車両基本スペックです。
- ボディタイプ:ハッチバック
- 全長×全幅×全高:3890×1735×1500mm
- ホイールベース:2450mm
- トレッド前/後:1510/1515mm
- 室内長×室内幅×室内高:1910×1425×1225mm
- 車両重量:970kg
基本スペックを紹介しましたが基本的に、スイフトスポーツよりノートe-POWER NISMOの方がボディが長く、幅はスイフトスポーツの方が広い状態となっています。
車両重量は、ノートe-POWER NISMOは発電用エンジンと駆動用電気モーターを搭載しているので、その分重たくなっています。
次に性能の詳細スペックを比較してみたいと思います。
(ノートe-POWER NISMO)
- エンジン型式:HR12DE
- 最高出力:79ps(58kW)/5400rpm
- 最大トルク:10.5kg・m(103N・m)/3600-5200rpm
- 種類:水冷直列3気筒DOHC+モーター
- 総排気量:1198cc
- 内径×行程:78.0mm×83.6mm
(スイフトスポーツ)
- エンジン型式:K14C
- 最高出力:140ps(103kW)/5500rpm
- 最大トルク:23.4kg・m(230N・m)/2500~3500rpm
- 種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ
- 総排気量:1371cc
- 内径×行程:73.0mm×81.9mm
最高出力と最大トルクの両方ともスイフトスポーツの方がノートe-POWER NISMOの2倍近い数値となっています。
スイフトスポーツは、ターボ付きエンジンなので、その分パワーもあり、ノートe-POWER NISMOより力強い走りが可能となっています。
しかしノートe-POWER NISMOは電気モーター駆動なのでパワーは劣りますが、その分燃費性能が優れているので、次は、燃費を比較してみたいと思います。
ノートe-POWER NISMOライバル車と燃費を比較
ノートのNISMOシリーズでは、ノートNISMOの2WD以外は公式には燃費が発表されていません。
理由としては、使用内容によって発電回数が異なるのと、カスタムモデルという事で公式には発表していない状態らしいです。
その為、ユーザーの口コミなどで記載されている実燃費でスイフトスポーツと比較しようと思います。
ノートe-POWER NISMOの実燃費ですが、平均して24.0km/L ~ 30.0km/Lくらいとなっています。
道路環境で上り坂となどの走行が多いとその分電気を使用するので燃費が悪くなりますが、基本平坦な道路の走行では、30.0km/L近くなるそうです。
一方、スイフトスポーツの燃費は、メーカーの公式では16.4km/Lと記載されています。
ターボエンジン搭載なので、燃料の消費が多くなるのでノートe-POWER NISMOよりは劣っている状態となります。
ちなみに、スイフトスポーツの口コミなどで記載されている実燃費は、12.0km/L ~ 14.0km/Lとなっています。
街乗りなどでは、ストップ&ゴーの回数が多く、アクセルを少し踏んだだけでも、ターボエンジンが動くので消費が多くなります。
ノートe-POWER NISMOライバル車と口コミを比較
最後は、ライバルのスイフトスポーツとノートe-POWER NISMOの口コミでの評価を比較してみたいと思います。
ノートe-POWER NISMOの口コミでは、比較的燃費についての内容が多く書かれています。
低燃費で高評価となっていましたが、ノーマルのノートe-POWER より電気の消費が多く充電回数が増えているので走行中に発電用エンジンが作動するので、その音が気になるなどの口コミも多くありました。
一方、スイフトスポーツは、ガソリンエンジンならではのパワフルな加速性能について口コミが多く高評価を得ています。
しかし、燃費については「交通量の多い所だと燃費が10km/L以下になる」など燃費が少し悪いことなども多く書かれていました。
低燃費のノートe-POWER NISMOを選ぶのか、パワーのスイフトスポーツを選ぶのかは人によって違いますので、自分は何を1番求めたいかを決めておくと良いでしょう。
ノートe-POWER NISMOライバル比較 まとめ
今回は、ノートe-POWER NISMOとスイフトスポーツを比較しました。
ノートe-POWER NISMOは街乗りでスポーティさを演出できるように作られているので、パワーを劣りますが、街乗りだけの走行では十分楽しめる車だと思います。
スイフトスポーツは、サーキットでも走行できるように考えられているので、力強い走りができますが、街乗りだけだと力が活かせない場面が多いのと燃費も悪くなりやすいです。